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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |
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すっかり初夏。
存在感を増してきたのがこのお菓子。
これは、新撰組の八木家としても有名な、壬生の鶴屋 鶴壽庵(つるや かくじゅあん)さんのもの。
鶴屋 鶴壽庵 (鶴寿庵)(つるや かくじゅあん) 若鮎(保津の瀬) あゆ
京都に限らず、この鮎を形どった菓子は、この季節には、お目見えして、和菓子屋の店頭を飾ります。
各地の川の鮎に見立ててあるんですね。岐阜だと長良川とかね。
これは、保津川の鮎をイメージしたもの。京都=鴨川ではないんですよ。鴨川のものは多いですが、京都は自然が豊かで、川が多いのです。桂川の鮎もある。伝説の皇后様をイメージしたのもあります。
川によって形が違うとか、いうことではなく、大体、この調布と呼ばれるドラ焼きやホットケーキのような生地で、餡をつつみ、魚の形を作っているのです。この形成が調布ひとつで、魚の形を表現するのだから、私のような素人には計り知れない技術と美学があるのです。
で、京都はたいがい、中の餡は、求肥(ぎゅうひ)餅であることが多いですね。私は求肥以外のは食べたことない。
他地域だと、粒餡とか、入っているらしい。ああ、書いてて、お腹減ってきますね。思い切ってイチゴやフルーツ入れる店ないかな。そうなったら、ただの洋菓子のパンケーキか。求肥だったら柚子味にするとか、和でなにか、新しい試みをしてくれる店はないかな~。子持ちシシャモとかwww子持ち部分は、白玉に。

この鶴屋さんのも、求肥に調布というオーソドックスな鮎。
では、どこも一緒なのかというと、各店の個性があります。
この姿は、一見、こぶりながら、シュッとした繊細な美しさがありますよね。
顔やしっぽ、ひれのところなど、とても丁寧に作られている。ディテールが美しい。生き生きと泳ぎだしそうな風情。こういうのは、なかなか、ない。秀逸です。
いつも、鮎を食べるとき、ちょっと悲しくなるんですよね。
切るのかわいそうで...
中には、艶やかな求肥餅。
滑らかな食感で、伸びがいいのに、あちこちひっついたりしません。

全体的に甘めの印象です。が、緑茶と一緒に食べることを想定しているのでしょう。すっきりとした美味しさです。

蒸し暑い日に、涼しげな鮎菓子、いかがでしょうか?
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