「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を40代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。
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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |


一年のうち、この日しか販売されない、柏屋光貞(かしわやみつさだ) 「行者餅(ぎょうじゃもち)」を取りに行ってまいりました。
役行者山(えんのぎょうじゃやま)のためのもの。
祇園近く、東大路通りの店です。
ひっそりとした、門構。
とても、丁寧に応対していただき、感動しました。
「これは、今日中に食べるお菓子ですか?」とうかがったところ、
店内の女性の方が「明日まで…」と言いかけました。
すると、店主らしき方がさえぎる。そして、嬉しそうに毅然と言われました。

「本日中にお召し上がりください!」と。
実際は、明日でも、OKなんでしょう。しかし、私は、このセリフをお聞きして、思いました。ああ、素晴らしいお店なんだなあ。と。
最近、いいお店や老舗ほど、賞味期限の短い新鮮なものを出していると実感してます。
最近の百貨店。賞味期限が短いと、売り子さんが「申し訳ありませんが…このお菓子は、本日中にお召し上がりください。」などという。
そうやって、すまなさそうに対応される事があります。進物などには、確かに賞味期限の長いものが好まれるでしょう。
しかし、そうではないんです。すまなさそう〜にしてほしくない。用途にあわなければ、別のものを薦めてくれたらいい。短いものは、新鮮なんだ、本来の和菓子なんだ、と、自信を持って薦めてほしい。このお店のように、より美味しいものを早く召し上がってくれ!と言ってくれるのが本来の接客のあり方だと思います。
ネットショップでも、へたに賞味期限を延ばすための小細工をせず、堂々と、その日中に食べてくれ。できれば、午前中に受け取ってくれ。と言ってほしい。笹屋昌園さんや、京みずはさんは、そういう傾向がある。奇をてらう事を誇らず、新鮮さを誇ろうとする。だから、私は、ネットでも、京菓子屋はすごい所は、すごいなあ、と思うのです。
和菓子の基本は「材料と新鮮さ」ではないでしょうか。材料に変な混ぜ物がないなら、賞味期限が短いのは当然です。
(と、いうか、消費期限が長ければ、味を疑ったほうがいい。干菓子や、羊羹は別として。材料表記に関わらず。ちゃんとした所は、羊羹ですら、消費期限も他より短い。)
そして、和菓子は、奇をてらうというより、素材を生かして、季節感を感じてもらうのが本来のあり方なのでは。そして、そういったものは、姿も気品があります。
京都の和菓子は、シンプルすぎる消費期限が短いものが多いのも納得できます。何十年何百年も続いている菓子が少なくない。それは、材料や、技術がちゃんとしている証拠なんです。シンプルなものは、簡単そうに見えますが、実は一番難しい。ごまかしが一切ききませんから。
これも、とても簡素な姿。
正直、なんじゃこりゃ?とも思いました。(スイマセン…)
西洋菓子のクレープみたい。
しかし、手にふれる、その表面が、とんでもなく、シットリしています。
この餅、厄病除けの効用もあるそう。店の方が、毎年、苦行の修験をしてから、作られるんですって。(すごい!祈りがこもっているのです)
こんな風に、たたんで巻いてあります。
食べてみたら、モチモチとしている。
絹のように滑らかな皮。ほどよく、厚みがあるのが、満足感があります。
そのへんのクレープが雑魚に思える。
優しい、まろやかな、皮です。
なんと、白味噌と求肥(ぎゅうひ)。
味噌味のお菓子は、なかなか、慣れないもの。特に京都外の人間は。
だが、食べつけてくると、上品さと、コクにやみつきになります。
この行者餅のように、品よく、上質な味噌餡にかぎりますが。
濃厚な味噌餡。香りもいい。塩気がほどよい。身体の疲れがとれます。
弾力たっぷりの求肥。味噌餡とよくからむ。
素朴で単純に思えます。が、実に極上の味。全体の甘みがひかえめ。なので、ペロリといただけます。後口も非常にさわやかでした。
※連れ合い(40代男性/関東出身)の感想…「皮、うまいなあ。モチモチして。
この餡はなに?!うおっ白味噌だっ!!(←白味噌嫌い)なんで、白味噌なんだ?なんで、京都は、白味噌餡なんだよ?
これが、粒アンならなあ。…しかし、うまかった。」との事です。
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