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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |

本家月餅屋直正(ほんけつきもちやなおまさ)の「月餅(つきもち)」
”げっぺい”と読みたくなります。でも、”つきもち”なんですって。
また、”餅”という名前ですが、何故か、レッキとした饅頭です。
(京都、こういう名前、多いなあ。蕎麦餅も蕎麦まんじゅうだし…)
袋から出すと、
とても香ばしく甘い香りが。
まわりの焼き色がすごく自然で美味しそう!
なんと、このお菓子、江戸時代半ばにできたもの。
当時は、生菓子しかない時代。しかし、この店の初代店主、自分で、オーブン釜を発明したんだそうな。で、このお菓子を開発したんですって。オドロキ!
後ろは、こんな風。
まさか、今も、昔風のオーブンで焼いているわけではないでしょう。
しかし、そう思いたくなるくらい、いかにも、手作りな風合い。
この規格品にない、焼け色は、魅力的ですよね。
中は、白あん。
備中白小豆(びっちゅうしろあずき)が原料という、上質なもの。
しっとり、さらり。
皮の芥子(けし)粒が香ばしくておいしいなあ。
小麦粉と砂糖と卵のシンプルな皮は、丁寧でうれしい味。
以前いただいた、松風(まつかぜ)にも少し風合いが似ているかな?
これは、南蛮菓子の流れをくむ、あの時代。安土、桃山から、江戸にいたる、古い焼き菓子の空気。それを感じるような気がします。
しみじみとする、素朴な味。
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