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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |

まだ、雪の残る2月。寒さの中にリンと咲く美しい椿。京都では、この椿餅(つばきもち)が早春に見られます。タワラの形の道明寺(どうみょうじ)餅が椿の葉に挟まれているのが特徴です。
お店によって、餅が美しいピンクに染められていたりもします。餡子が中に入っていたり、いなかったり様々です。ちなみに、桜餅と違い、葉は食べられません。桜餅ほど、香りもしないので、風情や、歴史を楽しむ、といった感じでしょうか。
この椿餅(つばきもち)は、かの紫式部の大河恋愛小説(?)「源氏物語」にも登場したという古い歴史を持つもの。源氏物語の「若菜の巻」にこの名が登場します。「つばいもちひ」と、記述されています。
椿餅は、桜餅や柏餅よりも早い平安時代に登場していて、日本最古の餅菓子ともいわれています。道明寺が普及したのは江戸時代からなので、平安時代には、椿の葉を挟んだだけの素朴なものだったと考えられます。光源氏もこんな、キレイな餅が現在は作られているのを見たら、うらやましがるのではないでしょうか。
椿餅は、生菓子なので、なかなか、通販では手に入りくいようです。お近くの和菓子屋さんにもあるかもしれません。
食べたら、気分は平安貴族?
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