「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を40代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。
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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |
姫路の全国菓子大博覧会に行ってまいりました。
ものすごく楽しく&勉強になりました。
5月の11日まで。
お菓子が大好きな方にもそうでない方にも楽しめる博覧会だったと思います。
みなさんは、行かれましたか?
一番行列ができていたパビリオン。
どこぞの大手車メーカーが協賛していて、菓子で出来た車が展示されていたそうです。
残念ながら、ついに入らずじまい。年のせいか、10分以上の行列は耐えられないんですわ…。とほほ。
一番燃えたのが、日本全国の菓子が集まっているパビリオン。
各地方の特色が出ていて、面白いんですよ。
大きなお菓子メーカーだけでなく、小規模の和菓子屋さんも展示されていて。






作り手の喜びが伝わってくるような、菓子の数々。行ったこともない地方の、聞いたこともないような和菓子が日本のあちこちにあって。作った人はそこにはいないんだけど。「見てください!これが自慢のお菓子です!」て、職人さんが胸をはっているようで。ジ〜ンときました。食の歴史は、郷土の歴史。嬉しくなる、故郷(ふるさと)のお菓子。それが、今もなお、各県・地方にあり、しっかりと息づいているのです。
日本というのは、やはり、手仕事の国なのだ。実感して嬉しくなりました。
業界の裏の技術などもわずかながら、見ることが出来ました。
上用粉とかを製造するメーカーさんのコーナーとかもあって。
最中(もなか)の皮専門の会社とか。食玩とかも。


面白かったのが、饅頭製造機みたいなの。機械が展示されていたんです。どんどんマンジュウが機械で出来る。はじめてみました。
そりゃあ、究極には、職人さんの手包みのほうが美味しいにきまっていますが。現代の日本の経済市場では、現実的でない。機械包みの饅頭やスイーツだって価格的にありがたく、気軽で美味しい場合もあります。
こういう材料や機械の会社やお店。そこで働く人たちが、見えないところで、いかに苦労されて研究されているか。そういったことを知ることができたのも収穫でした。
大手菓子メーカーのパビリオンは、人気でした。森永やグリコ、ブルボンなど。
家族連れに大人気で。景品やおもちゃ、菓子を配ってくれ、きれいなコンパニオンさんが一緒にゲームをしてくれる。なかなか楽しめました。楽しめましたが…。
大手菓子メーカーのパビリオンは、テレビコマーシャルがそのまま会場になっているだけのような雰囲気がしました。
日本人にとって、菓子というのは、喜びでした。甘いものは、戦後の復興の象徴でもあったのです。大事な「ときめき」。でも、現在の日本の「ときめき」というのは、また違ってきてるのかな?
予算があまりなさそうでも、個性が爆発して、心のこもっている日本全国のお店の展示。大手メーカーの展示と、それとの落差が大きすぎるような気がしました。国産の材料がどんどん少なくなっていて、穀物が高騰している。小さな店が全国的に経営が厳しくなってきている一方で、規格化された添加物の多い工場ものが大々的に宣伝され、大量に出回る。
それが、一概に悪いと言ってるんじゃないです。もう少し、大企業なりの情熱、社会的意義を展示にぶつけてほしかった。
せっかく大手なんだから。たとえば、菓子工場のレプリカを作って実演とかしてくれたらいいなあ、とも思いました。チョコレートなら、カカオの植物をそのまんま、植物園並みに展示してくれたりとか。子供と一緒に小麦粉遊びとか。お菓子の家を作ろう!とか。受身の展示だけじゃなくて。(他パビリオンでは、親子でケーキを作ろう♪コーナーがあったようですが)大人むけには、あのヒットスイーツの誕生のプロジェクトXっぽい開発の経緯とかさ。
人が多いので、ああしかできなかったのかなあ…。できなかったんだろうなあ。
目当てだった、工芸菓子は、堪能しました。
菓子博の一番の見ものなんでしょうね。この会場だけは、美術館展示。撮影も一切不可です。
これは、菓子というよりは、ほとんど、彫刻。会場を歩く人は、みな、「うわああ〜」と歓声を上げていました。
きれいでした。テレビチャンピオンのような、アクロバット的なものはなかったです。(刺身そっくりの和菓子とかはさすがにない…)花鳥風月。日本の美そのもの。和菓子職人さんに、絵画や短歌などをたしなむ人が多いのもうなずけます。こういう世界を作っていくには、広い視野が必要なわけです。
一番印象に残ったのが、滋賀の「たねや」の工芸菓子。
琵琶湖の湖畔をそのまま菓子にしたもの。色やディテールがリアルすぎて、びっくりしました。葦(あし)の色あせたのもマンマ、菓子になっている…。私は、滋賀出身なので、よく分かるんですよ。菓子のスーパーリアリズム。すごい。目が離せませんでした。琵琶湖を愛する「たねや」の美意識には感服いたしました。
同じようでいて、地方色が出ていたような気がします。愛知などの東海は、色使いが華やかで目を見張りました。京都勢はすごいです。やっぱり。工芸菓子の1/5は京都の老舗が占めてました。洋菓子のバイカルがあったのが、不思議でしたが…。(砂糖菓子で作る工芸は、実際洋菓子にもあるんですが。和菓子老舗オンリーの展示会場の中で、バイカルがなぜか…。)実に見事な美しさ。情熱を感じました。
工芸菓子。菓子で出来てるけど、誰が食べるんや、食べれへんやろ、実際は。と思うけど、それは言いっこなしです。工芸菓子は京都・日本の菓子界の芸術なのです。
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